注文住宅・デザイン住宅を建てる際に役立つアイデア
注文住宅やデザイン住宅は、住む人のライフスタイルやこだわりを形にする特別な家です。設計に自由度の高い注文住宅やデザイン住宅は、趣味を取り入れるなど、自分好みの住宅に仕上げることができます。そんな自由度の高い住宅づくりのアイデアをご紹介しましょう。
注文住宅・デザイン住宅のアイデア
注文住宅やデザイン住宅は、住む人が納得いくまで、好みやこだわりを反映させてつくる家です。工務店や建築家との打ち合わせを重ねながら作り上げる家は、家族全員が幸せに暮らすことのできるスペースにしなければなりません。ハッピーライフのための住宅デザインアイデアをチェックしてみましょう。
アイランドキッチン
一般的なキッチンは壁際に設置されますが、壁から離れた場所に、島のように独立して設置されるのがアイランドキッチンです。ガスコンロ(もしくはIH)、シンク、換気扇もすべて備わっています。外見がオシャレで、リビングを見通すことができるので、料理しながらの会話がしやすいという利点があります。
魅力的なアイランドキッチンではありますが、換気扇が部屋の中央寄りにあることでうるさく感じたり、収納スペースが足りなくなったりという欠点があります。新築で注文住宅やデザイン住宅を建てる場合は、間取りを広めにとるなど、十分に検討を重ねて導入するようにしましょう。
ウッドデッキ
ウッドデッキは、庭にスペースがとれるのであれば、ぜひとも注文住宅やデザイン住宅に取り入れたいアイデアです。屋内と庭の中継スペース的な位置づけのウッドデッキは、日が差し込む癒やしのスペースに。休日のブランチに。奥様の午後のお茶会に。湯上がりのビールもウッドデッキならおいしさ倍増です。ペットのワンちゃんやネコちゃんの日光浴スペースにもいいですね。
ビルトインガレージ
車好きなら必ず夢見るビルトインガレージ。注文住宅やデザイン住宅なら、こだわってガレージを作ることもできます。ビルトインガレージを作ることで、確実に居住スペースが少なくなりますが、条件を満たせば固定資産税が安くなるというメリットもあります。家と直結でガレージを作ることで、
「大切な車を安全に保管する」
「メンテナンススペースとして使える」
「車を眺めるための空間として使える」
など、車好きにとっては堪えられない夢空間になるでしょう。ただし、騒音や排ガス対策は十分に気を遣って行う必要があります。
ワークスペース
こだわりを趣味だけに費やすのではなく、仕事にも費やしたいという方は多いのではないでしょうか?注文住宅やデザイン住宅なら、ワークスペースにもこだわることができます。在宅で仕事をするなら、書斎を持ちたいもの。景色のいい土地をお持ちなら、2階に書斎を作るのもアイデアです。丘の上に建てられた家の、海の見える書斎。注文住宅やデザイン住宅ならではのぜいたくなアイデアです。
パントリー
パントリーは、キッチンやキッチンの近くに設置される、食品等を保管しておく収納スペースです。キッチンまわりを整理整頓できるため、主婦(主夫)としてはこだわりたい機能ではないでしょうか?それほど凝った造りをしない限りは、それほどお金をかけずに設置することができます。
ペット専用ドア
ワンちゃんやネコちゃんが出入りするための小型の扉を、屋内のドアに設置します。こちらも1万円程度で付けることができるので、ペットがいるなら設置してあげると喜ぶでしょう。
キャットウォーク
家族の一員にネコちゃんがいるなら、壁や天井部分にキャットウォークを設置するのもいいアイデアです。日頃、運動が不足がちになるネコちゃんの健康維持に。デザイン的要素もある、ネコまっしぐらな注文住宅のアイデアです。
ピアノ室(スタジオ・防音室)
住む人のライフスタイルが大きな要素となる注文住宅やデザイン住宅。趣味や仕事として楽器を演奏する方にとって、ピアノやギターなどの楽器を安心して弾けるスタジオや防音の部屋は欠かせないのではないでしょうか?一般的に防音室は、一坪100万円程度の値段がするようです。躊躇してしまうぐらいの値段ですが、工務店や設計事務所でオーダーすると、意外に費用を抑えられる場合があるようです。
地下室
地下室がある家は、実は大きなメリットを伴います。注文住宅を建てる際に地下室をつくるメリットには、以下のようなものが挙げられます。
狭い土地でも部屋数を増やせる
限られた土地。横に広げることはできませんが、上や下にスペースをつくることは可能です。地下室をつくることを前提とするならば、土地を購入する際に、より多くの選択肢が出てくるでしょう。
遮音性の高い地下室
スタジオや防音室ほどではありませんが、地下室は遮音性が高いので、楽器を演奏したり、DVDを鑑賞したりするスペースとして利用することが可能です。スタジオを作るにも、地下室を作るにも、それなりに費用がかかりますので、工務店に相談してみましょう。
耐震性の高い家
地下室を作る場合、一般的な家よりも、さらに下から基礎を打ちます。そのため、地下室がある家は耐震性が高くなります。地震の多い日本では、地下室を作ることは、大きなメリットになるのです。
地下室はやはり費用がかさむ
地下に部屋を作る場合は、土壌の状態を確実に知る必要があるため、ボーリング調査が欠かせません。ボーリング調査だけでも30万円前後かかります。さらに構造計算費用や設計費用、各種工事費などが加算されるため、場合によっては数百万円かかることがあります。
屋上
注文住宅を建てる際、地下に潜ることを考えるなら、同時に上に登ることも考えてみましょう。そう、屋上です。屋上は家族の生活を豊かにしてくれるアイデアです。
屋上の長所
●布団や洗濯物も余裕で干せる
屋上は、環境にもよりますが、基本的に日当たりがいいので、布団や洗い物を余裕で乾かすことができます。
●ガーデニングも余裕
屋上があれば、余裕を持ってガーデニングも楽しめます。自家栽培の野菜は食卓をカラフルに彩ってくれるでしょう。ただ、土を上げることになるので、建物への加重が増える点には注意が必要です。
●家族のくつろぎスペース
屋上は、ウッドデッキ同様、家族が自由に使えるくつろぎスペースになります。子供のための屋上遊園地、ドッグランなどとして活用することもできるでしょう。安全対策は完璧に!
ボルダリングができる家
ボルダリングというスポーツをご存じでしょうか?岩や壁面を登るスポーツクライミングです。このボルダリングを自宅でやってしまおうと考えた人がいるのです。
どこにボルダリングができる壁を設置するかにもよりますが、どうせなら吹き抜けのリビングの壁にボルダリングの足場を設定して、ゴールを2階に設定するなんていうアイデアはいかがでしょうか?怪我だけはしないように、安全装備もしっかりと考えるようにしましょう。
注文住宅・デザイン住宅、アイデアは無限
注文住宅やデザイン住宅は、そこに住む人、住む家族の「好き」を詰め込んで作ります。趣味のスペース。仕事のスペース。家族の憩いのスペース。ペットの遊び場。どんなに洗練された、美しいデザインの家でも、気持ちよく暮らすことのできない家では、それはもはや家と呼ぶことはできません。どんなに現実離れしたアイデアだと思っても、建築家や工務店に相談してみましょう。みんなの笑顔が絶えない家を建てましょう。アイデアは無限です。